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例年、1月の始めに成人式が終わると、翌年や翌々年に成人式を控えた方々に向けて、振袖店からイベントの案内が届いたり振袖のパンフレットが届いたりします。それら郵送物を見て「まだ早いんじゃない?」と思う方もいるかもしれませんが、いえいえ、決して早くはありません。
近年は成人式当日の着付け会場やヘアメイクの予約などの都合もあって、1年前、2年前から振袖を検討しはじめるのは常識になってきました。予約が遅くなってしまうと、式典当日の早朝3時などに着付け会場に行かなければならないなど、とても大変。十分な時間をかけて振袖選びをできる点も考えれば、1年後、2年後の成人式に向け、早めに動き始めることに越したことはありません。
成人式に向けて最初にやるべきことは、振袖選びです。DMが届いた振袖店に問い合わせてみたり、気になる振袖店のカタログを取り寄せみたりなど、振袖選びに向けて、まずは何らかのアクションを起こしてみましょう。
カタログなどを通じ、自分が着てみたいという振袖のイメージがつかめてきたら、実際に振袖店に足を運びます。たくさんの振袖を試着させてもらえるよう、事前にお店に来店予約を入れておくといいですね。お母さまの意見なども参考にしながら、最終的な1着までしぼりましょう。
プランの内容を確認して支払いを済ませたら、いよいよ前撮りと成人式を待つのみ。前撮りは一生の記念写真となるので、自分だけではなく、ぜひご家族の皆さんにも都合を付けてもらい、一緒に撮影してもらうようにしましょう。
成人式当日には、予約した美容院や会場でヘアメイクや着付けをしてもらいます。その後、成人式会場に移動して、懐かしい友達と久しぶりの再会。思い出話でたくさん盛り上がってください。
振袖選びから成人式当日までの流れを詳しくみる振袖のレンタルや購入の契約をするタイミングは、成人式の1年以上前になることが珍しくありません。そうなると、ふと頭に浮かぶ疑問が「お金の支払いはいつやるの?」ということ…
結論からいうと、お金の支払いは「契約したとき」です。成人式まで1年以上あるのに何だか違和感がありますが、成人式に限らず、実際に使う日がいつであれモノを買う契約をした場合には、「契約したとき」に支払うのが原則です。
料金の支払い方法は、お店によってバラバラ。お店の規模や方針によっても異なりますが、現金(銀行振込を含む)、クレジットカード、ローンに対応しているところが多いようです。ちなみに振袖店「一蔵」では、成人式後に料金を支払う「先延ばしシステム」というユニークな方法も用意しているそうです。
料金を支払う際には、請求書の内訳をしっかりと確認しましょう。前撮り代や小物レンタル代、着付け代、ヘアメイク代など、事前に説明を受けたサービス内容がすべて含まれているか、かならずチェックしましょう。
また、のちのちのトラブルの可能性にも備え、契約書や利用規約、請求書などの一連の書類はかならず保管するようにしてください。
振袖レンタル&購入の支払いについて詳しくみる振袖をすでにお持ちで、ご家族の中に着付けができる方がいる、もしくは自分で着物を身に付けることができる方は別として、成人式などで振袖を着る場合は、誰かに着付けを依頼する必要があります。
一般的に着物の着付けは、レンタルショップ、美容室、知人などにお願いすることになりますが、着付けのプロに対応してもらえて、ヘアメイクまでの一通りの作業を一カ所で済ませることができる、レンタルショップを利用することが、トータル的にはおすすめです。
振袖を着るのは、成人式や卒業式など集合時間が設定されている場合はほとんどなので、あらかじめ着付けにかかる時間を把握して、時間に余裕をもって行動しなければいけません。
フェイスメイクやヘアメイクの時間を合わせても、一般的に振袖の着付けには2時間みておけばいいですが、特に成人式だとレンタルショップや美容院などの着付けをしてもらう場所はどこも混み合いますし、移動時間などにも十分に配慮しなければいけません。
着物を身に付けたことがない方はご存知ないと思いますが、振袖の着付けには、着物や帯や足袋以外にも、数え切れないほどの小物が必要です。
帯の型崩れを防ぐためにも使用される帯締めや帯留めや帯揚げ、汗や汚れを防ぐ役割をもつ半衿や伊達衿などの目に見るもの以外にも、着物の下に身に付ける肌襦袢や長襦袢などの下着類、着物の型崩れを防ぐために使用される腰紐などの着物の下に隠れるものまで、絶対に必要ないものまでを含めると、覚えるだけでも相当な時間と記憶力が必要なほどです。
成人式ではじめて振袖を着る場合は、分からないことだらけなので、様々なトラブルが起きます。
予想以上に着付けに時間がかかって成人式に遅れてしまったり、直前すぎて予約がスムーズに取れない以外にも、慣れない着物を身に付けることで、ついつい振袖に飲み物や食べ物をこぼしてしまったり、草履の鼻緒がきつくて痛くて歩けないというようなことも珍しくありません。
あらかじめ起こりうるトラブルを把握し対策しておくことで、万一のときでも慌てることなく上手に対処できますし、そうすることにより、トラブルを回避することもできます。
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