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レトロファッションは成人式の振袖にも広がっており、トレンド感を取り入れながらも個性的なコーデがしたいという方から人気を集めています。
このページではレトロな振袖の魅力をとことん紹介!レトロな振袖の特徴や種類はもちろん、おすすめの柄や振袖コーデのポイントについてもまとめています。
どこか懐かしさを感じる色柄のレトロファッションが流行したように、成人式の振袖においてもレトロな振袖が人気を集めています。ほかの振袖には見られないレトロな柄はトレンド感たっぷりで、かつ自分らしさをアピールできるのも魅力。ほかの子とかぶらない個性的なコーデを楽しみたいという方におすすめです。
レトロな振袖には、すっきりとしたデザインのものから、伝統柄を現代風にアレンジしたもの、大胆な柄と色使いで写真映えするものなどがあるので、好みのデザインがきっと見つかるはず。ほかの子とは少し違う自分らしい振袖で、成人式をより特別な日にしましょう。
レトロな振袖は、デザインによって「シンプルレトロ」「レトロモダン」「レトロポップ」「大正ロマン」に大きく分けられます。それぞれのデザインの特徴について見ていきましょう。
柄の少ないすっきりとした洗練されたデザインが魅力の振袖です。レトロ感のある大きめの柄がワンポイントで描かれており、普段の洋服に近い感覚ですっきりと着こなせるので、いかにも成人式の振袖といった花柄や柄物が苦手な方にもおすすめ。いろんな小物と合わせやすいため、小物で遊び心をプラスして個性的な着こなしを楽しむこともできます。
シンプルレトロの振袖のなかでも人気が高まっているのが、レトロ感のある大きめの花柄がワンポイントにあしらわれたデザインです。
レトロな伝統柄を現代風にアレンジしたデザインが特徴的な振袖で、レトロな雰囲気に今っぽさを取り入れられるのが魅力。レトロモダンのデザインのなかでも人気が高いのが、落ち着いた雰囲気のカラーにレトロモチーフを組み合わせたもの。たとえば流行りのくすみカラーの地色にシックな色合いで柄が描かれたものを選べば、ノスタルジックな雰囲気とトレンドを取り入れたおしゃれな振袖コーデを楽しめます。
大きな花を大胆にあしらったカラフルなデザインが特徴的な振袖で、華やかな着こなしを楽しむことができます。黄色やオレンジなどのポップカラーは明るく元気な印象があり、成人式の日にもぴったり。黒地に丸みのある柄をあしらったものなら、大人っぽさのなかに可愛らしい雰囲気をプラスできます。
レトロポップならではの大きい柄とカラフルな色使いは写真映えもばっちりなので、前撮りでおしゃれな写真を撮りたいという方にもおすすめです。
大正時代に流行したレトロモダンなデザインを現代風にアレンジしたもので、和と洋を絶妙にミックスしたような独特のデザインが魅力です。大正ロマンの振袖はバラやスイートピーなどのおしゃれな洋花をあしらったデザインが多く、清楚で可愛らしい雰囲気を演出できます。足元にブーツを取り入れたり、袴を合わせたりすると大正ロマン風の振袖コーデをより楽しめるでしょう。
レトロな振袖にはどんな柄が使われているのか知りたい方のために、おすすめの柄を7つピックアップして紹介します。
正方形が色違いに並ぶ格子状の市松模様は日本の伝統的な模様で、レトロな振袖において代表的な柄の1つです。上下左右に途切れなく柄が並ぶことから、永遠や発展、繁栄の意味を持つ縁起の良い柄でもあります。華やかな印象に仕上げたいなら大きめの市松模様の着物×花柄の袴、大人っぽくモダンな印象にしたいなら細かい市松模様×紫や紺の袴を合わせるコーデがおすすめです。
小学生の頃に学校で朝顔を育てたことのある方が多いからか、どこかノスタルジックな気持ちにさせる朝顔もレトロ振袖の柄として人気があります。朝に花を咲かせてすぐにしぼんでしまう朝顔に対し、はかない花という印象を持つ方もいるはず。一方で、支柱に細いツルをしっかりとからませて成長していく様子から、朝顔の柄には「固い絆」や「愛情」といった意味があると言われています。
赤や白、ピンクなどのはっきりとした色で丸い花びらを単調に描いた梅柄はモダンな雰囲気があり、濃い色の袴と組み合わせれば大正ロマン風コーデが出来上がります。梅は寒い冬を耐え忍んで春に花を咲かせることから、日本の女性の強さを象徴する花とされ、花言葉は「忍耐力」や「美」。桜よりも控えめな美しさで春を彩る梅は、レトロな振袖によく用いられる柄の1つです。
仏花としてのイメージも強い菊ですが、「長寿」や「邪気払い」という意味を持つ縁起の良い花として、門出を祝う振袖によく用いられる文様です。天皇家の紋にも用いられている菊は、日本では昔から高貴で格の高い花とされています。いくつもの花びらが重なるように咲き誇る菊は上品な華やかさがあり、大きな菊の花柄に白の袴を合わせれば、レトロモダンな振袖コーデを楽しめるでしょう。
草や花をモチーフにした草花紋のなかでも、人気があるのが椿の柄です。椿の柄には「厄除け」の意味もあることから、新しい門出を祝う成人式の振袖にはぴったりの柄でしょう。椿柄のレトロ振袖を特におすすめしたいのが、高身長の方です。高身長の方は振袖の生地の範囲が広いので、椿のように大柄に描かれることの多いモチーフでも重い印象にならず、華やかで豪華な印象がより引き立ちます。
古典柄の丸紋は無限を示すことから縁起の良い紋様として知られ、さらに「円=縁」として花嫁衣裳でも好まれる柄です。「これからの人生がたくさんの良縁でつながりますように」という思いが込められた紋様は、これから大人の仲間入りとして社会に出る成人のお祝いにも適しています。丸紋には鏡柄や花丸紋などの色々なモチーフがあるため、好みの柄で自分らしい振袖コーデを楽しむのもおすすめです。
鶴は千年という言葉があるように、鶴は長寿の象徴で、さらに長い幸せを運ぶものとして婚礼の着物によくあしらわれる古典柄です。鶴が飛躍する姿は新しい門出にもぴったりで、数ある柄のなかでも特に豪華なのも魅力。一方で鶴の柄をあしらった成人式の振袖は少ないため、「人気のレトロな振袖を着たいけど、ほかの子とかぶりたくない」という方におすすめです。
レトロな振袖のヘアスタイルには、同じくレトロ感のあるオニオンヘアやポニーテールアレンジがおすすめ♡大正ロマン風やレトロポップデザインの振袖なら、ボブスタイルもよく合います。シンプルなボブスタイルは、古典柄だと地味な印象になりがちです。ただ、レトロな振袖との組み合わせなら、ボブスタイルのシンプルさがレトロな振袖の個性的なデザインを引き立たせてくれ、モード感がアップします。
大人っぽさのなかに可愛さもある大人キュートな振袖コーデを楽しみたい方には、ゆるふわなおだんごや三つ編みをあえてルーズに崩した編み下ろしがおすすめ。ゆるふわなヘアスタイルが落ち着いたデザインのレトロモダンの振袖によく合い、優しそうで品のあるフェミニンな印象に仕上がります。
レトロな振袖に合う髪飾りとしては、リボンをはじめ、生花やドライフラワー、チュールのヘッドドレスなどがあげられます。
なかでもリボンは、レトロな振袖コーデにおける王道アイテムです。リボンの色や素材、大きさの選び方によって雰囲気を変えられるほか、生花やドライフラワー、かんざしなどをアクセントに添えるのもおすすめ。リボンを髪飾りの主役にするなら、レースやチュールなどと組み合わせるとガーリーな雰囲気に仕上がります。ショートやボブなどの短いヘアスタイルの方なら、カチューシャタイプを選ぶと良いでしょう。
生花を髪飾りにする場合、レトロモダンな柄に合うのは、菊の仲間で愛らしいまん丸のフォルムをしたピンポンマムです。アンティーク調の振袖には、ドライフラワーがおすすめ。くすみカラーでトレンドをさりげなく取り入れられ、おしゃれ感がアップします。
トレンド感のあるメイクにしたい場合は、カジュアルめなテイストのメイクがおすすめです。特にオレンジ系カラーで統一したワントーンメイクにすると重すぎない軽やかさが生まれ、レトロモダンな振袖とよく合います。ただ、オレンジ系カラーだけでアイメイクを仕上げると目が腫れて見えやすいため、アイラインや目の際には締め色としてブラウンを使うと良いでしょう。
眉毛はあまり長くするとエレガントな印象になるので、カジュアルめなテイストにするなら少し短めに描くのがポイントです。
くっきりとした和美人を目指したい方は、アイシャドウにインパクトのあるカラーを選ぶとモダンな雰囲気に。眉毛は、レトロスタイルと相性の良いナチュラルなゆるふわ太眉に仕上げましょう。リップは赤やオレンジなどの明るい色味のものがよく合います。中央にグロスを少しだけ入れてツヤ感をプラスするのもおすすめです。
半衿とは、長襦袢につける替え衿のことです。半衿にはさまざまなデザインの柄があり、衿を付け替えるだけで振袖の雰囲気を変えて、おしゃれな着こなしを楽しむことができます。レトロな振袖スタイルに合わせたい半衿の柄は市松模様や幾何学模様、ストライプ、ドット柄など。衿元にレトロな柄を取り入れることで、レトロモダンな着こなしに仕上がります。
レトロな振袖とレースアイテムの組み合わせは、大正ロマンな雰囲気を演出でき、外さない王道コーデの1つ。レースアイテムのなかでも、フリルネックインナーやレースリボン、レースグローブ、レース足袋の4つが特に人気があります。
フリルネックインナーはハイネックにフリルのついたインナーで、ガーリーな着こなしがしたい方におすすめ。また、帯やバッグ、髪飾りなどにレースリボンのアイテムを取り入れると、可愛さのなかに華やかさをプラスできます。レースグローブは手元をエレガントで上品な雰囲気に、レース足袋は足元を華やかに彩ってくれるアイテムです。
振袖とブーツは、大正ロマンな雰囲気を演出できる代表的な組み合わせです。
ブーツは足元をおしゃれにするだけでなく、普段履きなれていない草履より動きやすいのも魅力。成人式は式典の会場まで歩いたり、会場で色んな同級生と写真撮影したりと移動することが多いので、動きやすさからブーツを選ぶ方も多くいます。
また、成人式は一般的に真冬に行われるため、草履だと足元の冷えが気になることも。ブーツなら防寒の役割もしてくれ、デザイン性と機能性を兼ね備えたアイテムです。
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